16106059971_12d3d79870_b実は、先日、長男が買ったばかりのドローンを、文字どおり一発目の飛行で見事に池に落としました。

一応、今まで貯めていたお年玉などを使って、長男が自分のお金で買ったドローン。買った日は、自分のベッドに持ち込み、大興奮。「ワクワクしちゃって寝られないよ」と言いながら、3秒後に爆睡。

そして、翌朝。楽しみにしていた初飛行のために、近くの大きな公園へ。プロペラを唸らせ勇ましく空に上がった小さなドローン。そのまま上昇を続けて、だんだんと肉眼での確認も難しくなってきた時、あれ?ちょっとヤバくない……? 少しづつ風に流されたドローンは、十分に距離を取っていたつもりだった池の方角に。

自分も操作をしたことがなかったので、とにかく「降ろせ、降ろせ」と言ったものの、長男は、そもそも降ろし方も分からなかったらしく、一気に高度を下げてしまい、そのままアッという間に池に落ちてしまいました。

ドローンならぬ、ドボーンで、長男半泣き。ただならぬ雰囲気を察した次男も、つられて大泣き。落下現場に駆けつけるも、もちろん見つからず。楽しかった雰囲気は一変、最悪な事態になってしまいました。

 

■「集中」できるものが見つかった?

その後、しばらくはリモコンだけを虚しく操作して遊んでいました。が、それにもすっかり飽きた頃、今度は妻が、近所のお店で格安ドローンの広告を見つけてきました。

初飛行のドローンならぬドボーンで懲りたのか、トラウマとなったのか、長男はあれほどハマっていたドローンの話を全くしなくなっていました。なんとなく、可哀想だなと思っていたのと、初飛行で何も教えられなかった、と言うか、そもそも、いきなり飛ばすことが間違いだったとか、場所の選定に失敗したとか、こちらもうっすらと責任を感じていたので、その格安ドローンを見に行ってました。

すると、長男の中でトラウマとともに眠っていたドローン熱が再び。いろいろ相談した末、今度も自分のお金で買うことになりました。

そうして、手に入れた2代目ドローン。今度は飛行場所の選定から、念には念を入れてリサーチ。まさに、自分が前職でよくやっていたCM撮影時に行うロケハンのノリで、民家までの距離、池の有り無し、木があるかないか? などを調べ始めました。

今住んでいるオランダのユトレヒトは、緑豊かな大きな公園もいたるところにあるのですが、運河が多っかったり、大きな樹が多かったりで、なかなかベストな場所が見つけられません。

それでも、サッカー場が多くありますので、そうしたところしっかり見つけてきました。

ちなみに、今はどこへ行っても、「ここではドローンができるかどうか?」という視点で、場所を見るようになっています。

で、肝心の飛行操作のほうも、初代ドローンで懲りたので、かなり慎重に操作を行えるようになり、アッという間に、今度は上達し始めました。

かなりドローン周りに集中して打ち込んでいます。

 

■「好きなこと」から広がる世界

で、このドローン。あくまでおもちゃなのですが、いろいろと(少なくとも長男にとっては)新しいことが学べます。

プロペラの動きでどうやったら進むのか? どうしたら上昇するのか? 旋回とは何か? 高さや、距離の感覚、(10mってどうくらいか?)空には風が吹いていること、太陽(地球)が動くこと、鳥の飛ぶスピードが速いこと、充電の仕組み、USBの仕組み、などなど。

とにかく長男にとって、初めて意識することが多く、おもちゃとしても十分楽しいのですが、ここから世界が広がっているようです。

たまたま、うちの長男はラジコンが好きだったので、その延長でドローンにハマっているのですが、この好きなことにハマる、あるいは好きなことを見つける、というのは、実はとっても大事なことだと思います。

前回も紹介したムーギー・キムさん、ミセス・パンプキンさんの共著『一流の育て方』(2016 ダイヤモンド社)には、

<若いころから視野が広く、自分の好き嫌い、強みと弱み、価値観を理解できている人は、将来の職業選択において天職に近づきやすい。これに対して、受験勉強だけしてきた偏差値エリートは視野も狭く自分への理解も浅いので、自分の適性をまったく無視した分野に進み、いつまでも迷走しがちである。>

と書かれています。つまり、子どものうちから、好きなことを見つけて、それに打ち込むことが大切で、そこから、自分の適性や、強み、得意なことが分かってくる、というのです。

そして子どもに対して、親にできる最大のこと、親がするべき最も大切なことは、子どもの「好きなこと」を一緒に探したり、探せる環境を作ったりすることで、決して勉強させることではない、と言います。

<自分は何が好きで、何に才能があり、どの分野なら競争に勝てるのかに気づかせ、その道に進む道筋をつけてあげることが大切>

こういう視点で考えると、うちの長男の場合、たかがドローンであっても、これにとことんハマってもいいのではないか?と思えるのです。

 

ということで、夏休みは、子どもが好きなことを一緒に見つける期間、と考えて、親も一緒になって楽しめるといいのでは?と思ったりします。「子どもの好きなことを見つける、作る」というのが、親の夏休みの宿題とでもいった感じでしょうか。こうしたこと、もしかしたらパパの方が貢献できる分野かもしれませんね。

長男に「すごいじゃん、ドローンの操作、うまいじゃん!」と言ってみたら、「さすがに1回目のドボーンがあったから、うまくなるでしょ!」とか言ってますので、ともあれ、今のところは好きが見つかったようで良かったように思えます。

ということで、池に落ちても大丈夫なドローンとか、その特許を取ると、結構マーケットは大きいのでは?と思います。誰か一緒に開発しませんか〜? と、ここでも迷走しがち、と。。。

Christopher Michel

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