親子で知らなきゃ損?子どもの「いまここ」を楽しむ唯一の方法
仕事の面だけで言うと、個人的には全く違和感なく復帰した感じがしており、われながら不思議です。ま、周りの人がどう思っているのかはわかりませんが…。汗
仕事に復帰してからも、出来るだけ子どもと一緒の時間を取ろうとしていますが、物理的、時間的な制限はやっぱりあり、改めて育休の素晴らしさを再認識しています。
でも、育休中と仕事に復帰した後の一番の違いは、そうした物理的な違いではない気がしています。
■「パパ、全然遊んでくれないじゃん!」
先日、家族の元に帰った時に、長男に言われました。
確かに、ただでさえ単身赴任で普段は離れた場所にいる。たまに帰ってきても、付き合いなどで出かけたり、家で仕事をしたりもする。
さらに、今回家族の元に戻った時に、自分が風邪でダウンしてしまったのです。(もともとは、子どもがかかった風邪が、ママにうつり、自分に)
そうしたことも重なって、不満の溜まった長男が「パパが、全然遊んでくれない!」と言ったのです。
これを聞いて、改めて去年、育休を取って良かったなあ、と思ったのです。
それと同時に、思い出した話がありました。
■子どもの「いまここ」を楽しんでいるか?
整体ボディワーカーの山上亮さんの著書『整体的子育て』という本で読んだ、”子どものことをどう気にかけるか?”という話です。引用してみます。
<日頃から頭の中を考え事や予定などでいっぱいにしないということです。頭の中がいっぱいだと話しかけられても気づかないくらい感度は鈍りますし、目の前のことが見えなくなります。子どもはつねに「いまここ」を生きていますから、大人が考え事をして「いまここ」から離れてしまうと、子どもとの交流は起こらなくなります。>
仕事が始まり、なんとなく子どもと一緒にいても、仕事のことを気にしたり、スマホをいじったり、無意識のうちにしていたことから、子どもが感じていたのでしょう。
パパが風邪で倒れて遊べない、ということもあったかと思います。
しかし、長男は本能的に自分のことを見てくれていない、と感じていたのではないか?と思ったのです。
■敏感な子どもはすぐに感じる
<忙しいからと、「心ここにあらず」のままで子どもと接していると、ことばのやり取りはあっても、気の交流は起きていないのです。敏感な子どもなら「ママはここにいない」と感じることでしょう。>
まさに、こんなことを感じたのかな?と思いました。
親は1分でも、2分でもいいから、子どもの「いまここ」に戻ってきて接してみると、言葉以外でも、子どもの表情や、仕草、目などから、多くのことを語っているのが読み取れると言います。
子どもの「いまここ」を、一緒に楽しむことが親には求められているのですね。
育休を取っている時は、子どもの世話で身体的には結構大変だったのですが、子どもに向き合える精神的な余裕がありました。なので、「いまここ」を一緒に楽しむことはできたのです。
そして、これが育休の最大のメリットでもあったのです。仕事が始まったとたんに、こうした余裕がなくなってしまい、皮肉にも、今更ながら、育休のメリットを再認識した、という…。
今後、育休取る予定の人や、迷っている人には、こうした数字に現れにくいメリットも実感できることをお伝えしておきます。
子どもの「いまここ」、本当に一瞬でしかないので、気にかけておきたいですよね。
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