生きて行くのに必要な道具は何?
うちの3歳児は、言葉だけは早くから覚えたほうが楽だろう。
ということで、1歳半くらいからプレスクールに通っています。
とはいえ、ペラペラと英語を話す、ということは全くなく
聞くことが、なんとなく出来ていることと、
たまに出てくる単語の発音が異様に良い、
ということぐらいしか実感していませんでした。
ところが先日、海外に行ったときのことです。
街中や、お店で声をかけられました。「名前は?」「いくつ?」など。
最初は全く返事をしなかったので「英語だし分からないんだろう」と
思っていたけど、本人にあとで聞くと「分かってる」と。
だったら「なんで返事しないの?」と聞くと「恥ずかしいから」と。
「じゃあ、こうやって答えたらおもしろいんじゃない?」と言って、
少し節をつけて楽しげなジェスチャー付きの答え方を提案しました。
すると、おもしかったようで、いたくお気に入り。
それからは、どこで、誰に聞かれてもそのお気に入りのジェスチャーで
名前や、年を答えるので、まわりの人は大ウケ。
そうこうしているうちに、本人もだんだん自信?をつけてきて
堂々と会話らしきものを英語で始めるようになりました。
しかも発音が良いから、なんかいっぱしに会話しているように
聞こえます。(といっても、もちろん一言二言の会話ですが)
言葉っていうのは、本当に道具なんだな、ということを実感しました。
その道具を使えるようになればなるほど、どんどん自信をつけていき
自分で、レストランで何かをお願いしにいくようになったり、
他人と積極的に話すようになったり、と
道具が使える事で出来る事が、ぐっと広がる。
そして本人もその広がりを楽しんでいる。
だから、ますます道具を使えるようにしたいと思って積極的になる。
という良い循環が起こっているのが、一目瞭然でした。
そして、それが性格にも表われるようになりました。
とにかく、話しかけた大人が思わず笑ってしまうリアクションと、
日本人なのに、英語がしゃべれる!という驚きとで、
すごいかわいがってくれるので、本人のテンションもどんどん上がる。
そうすると、表情やアクションにも積極性が出てくる、
という面からも好循環が起こっていました。
自分も必死になって英語を勉強しており
道具を使ってどうするか?というより
道具自体の扱いに苦労しているのに、
子どもは、ちょっとのアシストでどんどん使い方を学んでいきます。
そして英語という道具を使える事で、
今回の旅行中ですら、子どもはコミュニケーションを取れる人が
圧倒的に多くなりました。
英語を話す人は世界中で増えていますし、インターネットの世界でも
おおよそ25%が英語だと言われています。
(ちなみに2位中国語は25%弱、日本語は5%くらい)
グローバル化が進み、これからの子どもは、こういった道具を
普通に使わないといけなくなる時代になるんでしょう。
今後は会計、プログラム言語、英語。
この3つの道具が最低限必要だとか。
一つも必要な道具を持っていない自分は、道具を持たないで
狩りに出かけている感じなんだろうな、と。
すぐに子どもに言われそうです。
「パパ、道具を何にも持たないで、獲物が捕れるわけないじゃん」と。
みなさんは、子どもにどの道具は持たせますか?持たせませんか?
photo credit: woodleywonderworks via photopin cc
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