7733342424_3ae83dca3dこちらシンガポールの幼稚園に通い始めて1ヶ月経ちました。結局、いまだにあまり馴染んではいないようですが(笑)、友達も出来て本人もなんとか頑張って通っています。

ところで、今回はアジア放浪の旅なので、1カ所に留まるわけではありません。ということで、極力荷物を減らしたので余計なおもちゃを持って来ていません。持って来たのは、カルタと、折り紙と、オセロのみ。さて、どうなることか…と思っていたら、始めのほうこそ、”遊ぶ物がない”と文句を言ってましたが、10日もすると本人、意外と気にせず楽しく遊ぶようになりました。

ホーカーでもらってきたプラスチックのおわんで、帽子を作ったり、空いたペットボトルで、楽器演奏会をやったり、各お店でもらってきたカードや、おりがみで作った食べ物で、お店屋さんごっこをしり…と、まあ、子どもらしい遊びを良くするようになりました。

 

■想像力を奪う精巧なおもちゃ

すっかり、工夫して遊ぶようになったなあ…と思っていたところ、ちょうど今、読んでいる(そして、よくこのブログで取り上げる)河合先生の『日本人とアイデンティティ』に面白いことが書いてあったので引用します。

<子どもの想像力を弱める要素として、現在の物質的な豊かさをあげることができる。(略)子どもに与える玩具をとってみても、ますます精巧なものになっているので、そこに想像力の入り込む余地が少なくなってしまっているのである。ラジコンで精密に動くロボットはロボットでしかあり得ない。ところが、木でできた素朴な人形は、いろいろなものに子どもの想像力とともに変化するのである。>

おもちゃのない、今の状況がまさにこれと同じなので、思わずこれを読んだ時に、なるほど!と思ったのです。

 

■子どもの想像力は大人の想像をはるかに越える

またこんなことも書かれています。

<嘘と思う人は、子どもたちをできるかぎり既製品の波から守ってやり、子どもたちを自然の状況において観察されるといい。しばらくは子どもたちも苦労をするが、そのうちに彼ら自身の想像力によって、いかに興味深い遊びを考えだし、それを楽しむかは大人の推察をはるかに越えるものがあることに気づかれるだろう。>

これも、おもちゃのないところで暮らしている長男には当てはまっており、”遊ぶ物がない”ということは言わなくなりました。ただし、本人にさりげなく聞いたところ、”今の家はおもちゃがないからつまらない。日本の家のほうがいいね”と言っておりましたが。笑。

 

1カ月通ってみると、子どもにはいろいろ変化が出て来ているように感じます。今いる環境に対しても、大人より圧倒的に順応速度が早いです。子どもを通してママ友、パパ友などができるといった、触媒にもなってくれています。

子ども連れ海外滞在には、こういった側面もあるようです。

Dirigentens 

 

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