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今日は日本と世界の違いを感じた出来事を。
少し前ですが、Edu×Tech Fes 2013 U-18というイベントがありました。
これは、テクノロジーの分野において、
日本中で活躍しているスーパー中高生が自ら行っている
活動や体験を通じて、テクノロジーと教育について語る
全く新しい革新的なフォーラムで、
参加者が大人顔負けのプレゼンを行いました。
その参加者で、唯一の女性スーピーカーで中学生の角南さんが
当日、こんなツイートをして話題になりました。

ニューヨークの学校から日本に帰ってきてショックを受けた。
パソコンは不要なモノ扱いで、
未だに黒板に先生が書いた解釈をノートに書き写し
暗記することが大事。
NYではクラウド上の生徒一人一人の解釈を先生が解釈

それを受けて、先日、シンガポールに行った際に
現地のインターナショナル校を見学する機会がありました。
その学校も、教室は、いわゆる黒板のようなものはなく、
机がいくつかのグループにまとまっており、
しかも、そのまとまり方も、色もカタチもクラスによって
全然違いました。
それを見たときに、
「なるほど、海外の教室って、こういうことを言ってたのか」
と思いました。
クラスごとに特色があるのですが、
基本的には、グループでディスカッションしやすいカタチになっており
先生が、一方的に一つの答えを教える、という雰囲気は0でした。
なんとなく幼稚園や、保育園の延長のような感じもあり、
とても楽しげな様子でした。
日本だと、小学生になったとたん、
全員が机を並べて黒板のほうを向いて、先生の話を聞く、という
スタイルになると思いますが、
シンガポールで見た学校は全く違っていました。
「きちんと前を向いて、先生の話を聞きなさい」
ということ自体が、ナンセンスな注意に思える雰囲気と机の配置。
なんか、それを見ただけでもかなり衝撃でした。
先の女子中学生のツイートも、そんな感じだと思います。
そう言えば、うちの3歳児もすでに全く違和感なく、
スマホやiPad使いますし友達も、みんな普通に使っています。
そういったタブレットを各個人が使えば、
ほんとに黒板はいらないですよね。
世界は、こういった時代になってるんですね。
オフィスでも机の並び方だけでも変えてみると
案外、いいかもしれないですね。
子どものようなクリエイティブな発想ができるかも。
冒頭の天才たちのプレゼンも圧巻ものです。
みなさんは、全員で黒板に向かう教室、どう思いますか?


photo credit: superkimbo via photopin cc