過保護がもたらす問題いろいろ!近頃増えてる「サイレントベビー」もそうかも?
少し古い本なのですが、『ニキーチン夫妻と七人の子ども』という本があります。実は、会社の先輩にいただいた本なのですが、内容は育児実録記といった感じのものです。1985年のロシアで書かれたものなので、全部の内容が参考になるわけではありませんが、それでも、逆に今の時代の日本で読むと、参考になることが多くあると思います。この本を読んでの感想は、今の子育ては「過保護」かな、と感じました。そして、この「過保護」は結果として、子どもの可能性をつぶしてしまっているように思います。子どもはもともと驚くほどの才能や、適応能力をもっているようです。
「おとなしくていい子」が実は危ない!? サイレントベビーにしない育て方
■なるべく抱っこしてあげる
<うちでも一カ月にならない前から抱いてばかりいました。でもママはそのために、家事をやめたりはしませんでした。うまくやりくりしていたのです。赤ん坊はおしりを支えて肩にもたせかけておいたり、膝にのせて自分のおなかにもたれさせておいたりします。普通に抱く場合でも片手だけで抱くのです。>
赤ちゃんを放ったらかしにせず、できるだけ一緒にいてあげるということですね。欧米式の子育てでは泣いておいても放っておいて自立させる、あるいは、あまり抱っこばかりしていると、抱きぐせがつくので良くない、という声もあります。
しかし、最近ではできるだけ抱っこしてあげたほうが、赤ちゃんの情緒が安定すると言われたり、赤ちゃんの泣き声に、ちゃんと反応してあげることで親子の信頼関係や、赤ちゃんの自己肯定感が生まれると言われています。
■できるだけ話しかける
<視界にはこんなにもいろいろなものが入ってきます。それにママが話しかけてもくれます。何かしながらいろんな物の名をあげてくれます。「サ、お匙を出しましょうね。ほら、これはお茶碗ですよ。これはパンよ。あら、あそこに何があるのかな?」という具合に。>
抱っこすることで、赤ちゃんに視界からの刺激をあたえ、さらに積極的に話しかけることで、言葉の習得が早まったり、脳の発達を促進したりする効果もあるといわれています。いずれにせよ、コミュニケーションを積極的にとることが重要なようです。
以上、わが子を”サイレントベビー”にしないための2つの方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 最近では、ママがスマホに夢中なんてこともあり、あまり赤ちゃんを抱っこしなかったり、話しかけなかったり、という傾向があるようです。
赤ちゃんは、ママのお腹にいる時からすでに耳は聴こえています。十分なスキンシップとコミュニケーションをお忘れなく!
※ 「おとなしくていい子」が実は危ない!? サイレントベビーにしない育て方
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