オランダは、まだ寒い日もあるものの、すっかり夏らしくなって来て日差しがさすと暑くなり、夜の10時くらいまで空が明るく、鬱になりそうな冬の気候とはうってかわって、ヨーロッパの夏らしい爽快な日が増えて来ました。

学校も、そろそろ夏休みに向けてのラストスパートといったところで、高校などでは全国統一の期末テストのような期間に入りました。

うちの長男も、次のシーズンからはいよいよイエナプランの学校に入学が決まり、(先日、我々、両親が、その学校を運営する会社の人と面談をしてきたりしたのですが)今の学校は今期で卒業になります。

今の学校は、普通の公立の現地校ですが、オランダ語を中心に教える学校なので、基本的には約1年で卒業する仕組みになっています。

 

■友達は移民、難民、なんでもあり

さて、長男は今の学校では友達もたくさんできて、学校の始業の前に校庭で遊ぶために、いつも30分以上前に学校に登校しています。送迎担当の親として、早すぎて嫌なのですが、本人が学校で友達と遊びたい、と言うので、しょうがなく、毎朝、かなり早く家を出ています。もっとも、前述の通り、最近では季節も非常に良くなってきており、朝の冷たい空気や、緑豊かな道、鳥の鳴き声が多く聞こえる点など、日本で言えば、軽井沢や湯布院といったイメージでしょうか。

学校につくと、朝から校庭を走り回って、みんなで遊んでいますが、その学校にいる彼の友達は、シリア、トルコ、モロッコ、サウジアラビア、ウクライナ、ポーランド、ソマリア、ガーナ、フランス、アイルランド、インド、ベトナム、ルーマニアなどなどの国の子どもたちです。

皆さんは、シリア人の友達や、モロッコ人の友達などいますでしょうか?

おそらく日本で普通に生活していると、大人でも、なかなかこれらの国の友達はいないのでは?と思いますが、こちらでは、特に、今の彼の環境ではこうした国の友達が普通です。

なので、最近の長男の質問は「シリアの子って、なんでこんなに多いの?」とか、「ウクライナってどう言う国?」「サウジアラビーでは、こんなの食べるよ」「ガーナってどこにあるの?」などなど。

「ガーナってどこにあるの?」と聞かれて、パッと答えられず、一緒に地図で探したり、「シリア人がなぜ多いのか?」を子どもにも分かるように、それでいて嘘ではなく教えるのは、なかなか骨が折れます。

でも、彼にとっては、友達を通して自然と興味を持つのでしょう。「シリアって大変なんだね」とか、「マーフィンはガーナから逃げてきたらしいよ」とかとか、日本ではあまり身近に感じることができない国際的な様々な問題や事柄が、かなり身近です。

 

■パリでは大統領選に遭遇

さらに5月の頭にパリに家族で行った時には、たまたまフランスの大統領選がありました。

市内のあちらこちらで、色々なデモや集会が行われており、警察がバリケードを張っていたり、非常に緊迫した雰囲気でした。(その数日前に、シャンゼリゼで警官が死亡したテロがあったりした)

参考:【AFP記者コラム】火だるまの警察官─シャッター切り続けた隻眼のシリア人カメラマン

今年に入ってからのオランダの選挙や、フランスの大統領選の結果は、EUに移住している者としては、ホッとしたところですが、ヨーロッパの選挙なども、日本にいる時よりも非常に身近に、自分ごととして認識するようになりました。

このように、子どもの頃から世界の動きが非常に身近に、と言うか、友達などを通して自分ごととして認識せざる得ない環境にいます。

(もちろん、同じオランダ内でも違う環境もありますし、全部がこの通りではありません。)

 

例えば、シリア(難民)の友達が子どもの頃にいたりすると、大人になったら、そうした難民について、どのように考えるようになるのか? その子たちが、大人になった時に、オランダでどのように生活しているのか? 非常に楽しみでもあります。

もちろん、オランダに限らずドイツやフランスにも、すでに移民3,4世は多くおり、言葉や文化も含めて、完璧に現地化している人も大勢います。

ですから、そうした実情も考えると、日本で見えるよりも、より複雑なのがヨーロッパの移民問題のような気がします。

親としては、今の、くだらない、どうしようもない遊びをして、バカ笑いし合っている、いい友達関係を大人になるまで続けられたらいいのにな…と強く思います。バカができる(時代の)友達が、結局、一番いいですよね?

最後に余談ですが、やっぱり「小学生男子はバカすぎる」と言うのは、全世界共通のようですから、世の小学生男子のママさん、安心してください。いや、諦めてください…かなw

lisamikulski

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