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先日、沢山の人たちと一緒に田植えを行いました。
そのほとんどの人が、初めて田んぼに入る人。
子ども達の多くも初めて入る田んぼ。
中には、田んぼに一歩足を入れたとたん、思わず足を引いてしまう子、
逆に足が抜けなくなってしまい大泣きする子など、
様々な反応がありました。
女の子でも、喜んでカエルを追いかける子や
男の子でも、泥が嫌で泣いてしまう子がいたりと、
それぞれが、初めて触れた自然の世界に反応していました。
もちろん、大人でも田んぼに入るのが初めての人が多かったのですが、
知識としての「田植え」は知っていても、
実際にやってみる「田植え」は初めて。
この体験を通じて、大人達もいろいろな発見があったようです。
ここで思ったのは、
実際に「やる」と教科書等の知識で「知る」ことには
大きな差がある、ということ。
田んぼに足を入れたとき、足が泥にめり込んでいく気持ちよい感じ、
水の冷たさが場所によって違うとか、
長靴を履いていると、なかなか足が抜けない、ということ、
足の爪の隙間に入った泥は、なかなか落ちない、ということなどなど、
教科書で知る、「田植え」の知識にはないことばかり。
子どものうちから、実際にこういった「経験をする」ということが
本当に大事なんじゃないか?と思いました。
自然と触れる事によって感覚的に理解することができる、
こういった原体験を通じて、
物事の本当の理解ができるのでは?と思いました。
テストでいい点を取る=知ってる=理解しているではなく、
原体験を通じて、そこに知識が加わって、初めて本当に理解できる、
ということではないか?と感じました。
そういった意味では、今回の田植え体験は、
大人も初めて田植えを理解することができたのではないか?
と思います。
「田植え」を一度でもすると、子どもも本当にお米を大切にします。
もっとも、うちの3歳児は、一歩も田んぼに入りませんでしたが(汗)
みなさんは、お子さんの原体験を大切にしていますか?


photo credit: FarTripper via photopin cc