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最近、子ども達と一緒に田んぼに行きました。
みんなで田植えをするためです。
参照までに、当ブログ発のこの活動です。
ほとんどが初めて田んぼに来る子なので、
見ていると反応がおもしろい。
親と一緒におっかなびっくり田んぼに入ってみる子。
一歩足をいれたとたん、泣き出す子。
親に抱っこしてもらって、絶対足を田んぼにつけようとしない子。
もちろん、逆に一人でどんどん入っていく子もいます。
ちなみにうちの子は、以前何回か入ったことがあるものの
今では全く入りません。
でも、田んぼに行く事は大好きなんですが。
ほとんどの子は、田植え自体はすぐ飽きて、カエルをとったり、
まわりの川にいったりと遊び始めるんですが
中には、都会暮らしで本当に「土」に触った事のない子もいます。
そういう子は、「土」を汚いものと認識しています。
そういう子にとっては、「土」はもちろん、虫もカエルもダメです。
「帰りたい」とずーっと泣いていたり、
いかに足が土を踏まないようにするか?と考えて
結局クルマに入ってしまったり。。。
しかも、こういう子は1人、2人ではありません。
でもよく考えると、今、都会に生まれて暮らしていると
「土」に触る事がそんなにないですよね。というか、全然ない。
大人だって、ここ2、3年土に触れてない人
いるんではないでしょうか?
土に触れない生活が現代では、そんなにめずらしくはないですが、
これ、人類の歴史から見ると、
極めて最近、ここ20年、30年くらいの話ではないでしょうか?
人類史上、初めて土に触った事のない人々が誕生しつつあるのです。
そう考えると、今後、人間の生活は、どうなるのでしょうか。
地球の大地に生まれていながら、
土に触った事のない子どもたちの将来は。
土に触れる、または自然に触れる、というのは
人間にとっては、やっぱりとっても大事な気がするんですが。。。
「うちは全然、自然の中に連れてこなかったから、、、
やっぱり連れてこないとね。。。」
というお母さんたちのため息が、
ちょっと怖くも、寂しくも感じました。
土に触れる環境、虫がいる環境は、
わざわざ行かないと、もう周りにはないんですよね。
聞けば、幼稚園では(汚れるから)砂場遊びが嫌い、
という子も増えているようです。
みんさんは、お子さんに「土」を触れさせていますか?


photo credit: 2006-2013 Pink Sherbet Photography via photopin cc