ある意味当たり前!? 子育てママのイライラ全開モード
長男が1歳半まで単身赴任だったので、正直実感がなかったのですが、子育てって、イライラしますよね。笑。子育てではデフォルトがイライラ。今は育休中で、妻と二人育児。それでも、イライラします。
渋谷駅で撮影された子どもの虐待は、やっぱり親としてやってはいけないことだと思いますが、母親の気持ちが分からなくもないです。これは、育休を取らなかったら分からなかった気持ちだと思います。今は、あの子どもはもちろん、母親もかわいそうだな、と思います。
■ イライラしないいい方法はあるのか
子育てで、イライラしない方法はないのか?と思って、いくつか本を読みました。例えば、島津良智さんの『子どもが変わる 怒らない子育て』を読んでこんな記事(『免疫力向上にも効果的!? 子育ての「イライラ」を抑える簡単な方法3つ』、『子どもをダメにする原因!「親のイライラ」を回避する簡単習慣3つ』)を書きました。それぞれ反響があったので、同じ悩みを抱えているママが多いのだなあと思いました。
最近読んだ河合隼雄さんの『こころの子育て』。ここにはイライラの原因がこう書かれています。
<イライラしたり、必要以上に子どもを叱ったりということが出てくるのは、お母さんがどっかで不安になっているときです。「子どものために何かしなければ」と思うことが、なんかイライラにつながって、「あれをするな、これをするな」と禁止してばかりいたり、怒ってばかりになる。>
これを防ぐには、「一緒の時間をもうちょっと持とう、もう少し見てみようと思うこと」だと書かれています。
今の世の中は、効率や利便性を追求していて、”効率がよい”ということに価値があるので、それと対局にある子育ての非効率性が余計、目立つと思います。自分でも、いかに効率よくご飯をつくるか?、寝かしつけするか?、お風呂に入れるか?と考えてしまいます。だから、効率が悪いとイライラします。そこには”子どものペース”、という視点は完全に抜けています。
■ 子どもへの期待値が高すぎるのもイライラの原因
<子どもというのは、悪いことばっかりでなくて、ちゃんとよいこと、おもしろいこともいっぱいしてるんですよ。それを、全然見てもらってない。親にはわが子の悪いところばっかり見えている。ー(略)ーそれはなぜかと言うと、子どものやっていることが、自分の期待より低いからなんですよ。親の期待の方が、いつもちょっと高い。自分の子どもに対しては、どうしても期待値のほうが高くて、いつもそのスタンダードと比べて見ている。期待値の方ばっかりに気持ちが行っていて、その子のありのままの姿を見てないんです。>
とも書いてあります。やはり、期待してしまうのは親心でしょう。特に男の子のママに評価して欲しいのが、”子どものやってるおもしろいこと”です。ママからすると面白くもなんともないと思いますが、彼らなりにいろいろやってます。小学校の時にいた、クラスで一番うるさかったバカ男子を思い出してください。あのノリです。男子には人気あるけど、女子にはうざがられる、みたいなタイプです。
ちなみに、こちら爆笑!男児を持つ母による「アホ男子母死亡カルタ」。これ読むと、「ああ、うちの子だけじゃない」と安心すると同時に、あきらめもつくと思います。笑。一種のイライラ防止に。ぜひ。
ちなみに、私も元クラス1のバカ男子だったので、バカ男子の気持ちはよ〜く分かります。もちろん女子に嫌われておりました。はい。そういった意味でもママのイライラ、非常に分かります。まさか、”バカ男子の経験”が、こんなところで活きてくるとは思わなかったですが。
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