2602071666_11ee2907b5_o-800x3932月までの24時間365日べったりの育休生活から一転、単身赴任をすることになり、すっかり生活ペースが変わりました。こちらとしては、久々に自分の時間が取れて嬉しい反面、やはりちょっと寂しい気もしています。

そして、ママ一人と、やんちゃな男子二人きりになってしまい、ちょっと心配でもありました。

もともと長男は遊びはもっぱらパパ。次男も歩けるようになり、だんだんと遊びにも参加したい様子で、お兄ちゃんと一緒になってついてくる、みたいな状況で、パパ大人気!状態。三人で遊んでいると、三人とも妻に怒られる、みたいな感じのノリだったのですが…。

 

■長男が成長していた!そしてママも!

長男は割とワガママ、というか自己表現がヘタで、シャイなので、接するのが難しいタイプ。次男はもちろんまだ何にも分からず。ママは、そんな長男をわりと怒ることが多かったのです。そして怒られた長男がパパに助けを求めてくる。次男もなぜか一緒に助けを求めて?くる。

こんな状態だったのですが、久しぶりに家に帰ってみると様子がちょっと違います。

まず、妻が優しく?なった感じがします。育休中は、一応、二人でしていた育児や家事を、完全に一人ですることになっているので、さぞ大変で、まあイライラしてるんだろうなあ…と思って帰ったのですが、アレ?なんか余裕ある感じ? 子どもが生まれてからは、ほとんど接したことのない優しい感じ? なにこれ…?

そして、なんと長男までも、かなりお兄ちゃんになっており、しかも明らかに自分に自身がついたようで、何か余裕すら感じさせます。今までの、わがままの困った赤ちゃん状態ではないのです。弟の世話も普通にしてくれます。

う〜ん、なんだこれ…?

 

■イライラが頂点に達して、達観した?というか諦めた?

聞くところによると、妻は、子育てを完全に一人でやるというあまりの大変さに直面し、逆に、ある意味、諦めた?ようで、子どもを怒ることをやめてしまったそうです。イライラして怒っていても、もうしょうがないと思ったようです。

それで、どうしたかというと、子どもの良いところを徹底的に褒めるようにしたようです。これは、自分が一緒にいた時は自分の役割で、妻は、どっちかというと怒る立場だったわけですが、一人で子育てすることになって怒ることを諦めたんだそうです。

なんとか無理にでも、長男の良いところを見つけて褒め続けるようにしたところ、長男は、多分、自分に自信が持てるようになったと。いわゆる自己肯定感というものだと思いますが、それを感じられるようになったのか、5歳にして、明らかに余裕がある感じで、良い方向に成長した感じがしたのです。

そして、一度、こうした良い循環になると、ママが褒める→子どもはますます自信をつけ、良くなる→ママますます褒める→…という展開になっているのです。

次男も、そうしたいい雰囲気の中にいるので、最初からぐんぐん良い方向に成長している気がします。(これは気のせいかもしれませんw)

 

■とにかく褒めるべし!

いずれにせよ、自分が単身赴任で家からいなくなった途端に、家族の成長サイクルが好循環サイクルに入ってしまったのです。

…これは、嬉しい反面、、、どうしようかと。もう帰らないほうがいいのか?という気も若干します。

一応、自分の中では、去年一緒にいた時期に、褒めていた貯金効果がやっと出てきた、と思うことにしているのですが。。。

なので、みなさんも、子どもが言うこと聞かないとか、ワガママとか、何か問題を感じるようでしたら、とにかく褒めてください。騙されたと思って褒め続けてください。すぐに反応はないかもしれませんが、徐々に徐々に子どもの心の中に貯金が出来ていくはずです。そして、ある日、それが目に見えて溢れ出てくる時があるはずです。

”子どもを褒めて自己肯定感を持たせる”ということは、多くの育児書に書いてあることだと思います。自分も育休中にかなり読みあさりました。そして、一応、信じて褒め続けていた結果、このように子どもが自己肯定感を持って成長始めたのです。(と思いたいのですが。)

ただ、もしかしたら、と思っているのは、うちの場合は、パパよりもママの影響の方が強いのかも?ということです。ちょっとショックですが…。そもそも、うちの長男はママ大好きっ子なのですが。。。ママが褒めてくれるというのが、うちの長男の場合は強く自己肯定感を感じられることになった理由かもしれません。

 

ついでに、久しぶりに帰った家は、自分の椅子があった場所には次男の椅子が置かれ、自分が寝ていた場所では長男が寝ており…、つまり、すでに自分の居場所がなくなっておりました。。。

ま、いろんな意味でショック受けてます。。。

Theresa Martell