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みなさんは、「森のようちえん」をご存知でしょうか?
1950年代にスウェーデンや、デンマーク、ドイツなどで始まり、
今は、世界各地に広がっている幼稚園の形式です。
といっても、その形態は多種多様で、
全く園舎をもたずに、通年の保育活動を森で行うところから、
定期的な行事として、森へ行くことを行っているところなど、
園舎、園庭を持たずに森へ行って、あとは自由!というスタイルの保育方法です。
一般的には、自然豊かな広々とした空間で、自由な時間を過ごし、
自然の中で子どもの自主性を尊重する保育のことを言うようです。
なので、完全にプライベートな2、3人の集団で行うところもあれば、
大きいところだと、100人単位の園の行事として、行うところもあるようです。
もちろん、既存の幼稚園と対立する教育法、というわけでもありません。
多くは、併用して行っているようです。
狙いとしては、
子どもが五感をフルに使って直接的な自然体験をし、制限のない空間と時間の中で、
遊びこんで欲しい、というところです。
そこから、自分と他者、自然、生き物に対しての尊敬の念を持つこと。
環境への配慮や、自然との共生など、まわりのものや、自然に対しての感覚をもつこと
などがあげられます。
うちの3歳児は、昨年から通っているプレスクールが、今やすっかり大好きなので、
そこに行く事は親としても大賛成なのですが、
唯一残念な点は、園舎が狭いこと。もちろん都会の真ん中にあるので仕方ないのですが、
窓もなく、ビルの2階にある園舎がちょっとだけ残念。
スキップが上手になったので、どうしてかな?と思って聞いたところ、
建物内ではNo running!がルールだそうで、、、。
走る子がいなくて、スキップしてる子ばかりの幼稚園。ある意味、都会的。
ルールが「静かに歩くこと」とかじゃなくて良かったけど。
というわけで、
頻繁に思いっきりダッシュできて、大声がだせる森とかに積極的に連れ出しています。
そんな中、最近は、親よりも発見が多くなってきました。
「見て!どんぐりがいっぱい!」
「あそこに、実があるよ!」
「ちょっと来て!あの木の棒は(英語の)Yみたいだよ!」
「あの木は(冬になったら)葉っぱがなくなっちゃったね」などなど。
いろんなところから、いろんなものを見つけ出してきます。
そして、彼なりにいろいろ感じているようです。
寒くなった最近でも、落ち葉の山の中に入っていったり、
キレイな枯れ葉を見つけたり、と自分なりにまわりの環境の中から
興味あるものを、探し出して来て遊んでいます。
夏くらいまでは、親が発見して教えていたのに、最近はすっかり逆転です。
1、感性を研ぎすます。2、創造性が発達する。3、自主性がうまれる。4、社会性が発達する。
保育心理学的な視点でいうと、こんな点が良くなってきた気がします。
なので、この超プライベート「森のようちえん」は
どんどん続けて行くつもりなんですが、
でも、これって、子どもだけでなく、むしろ都会で働いている大人にこそ
必要な要素だという気がとってもします。もちろん、自戒をこめて。
子どもが自然の中で、夢中になって遊びこむことは
心理的な病や、精神的にも非常にいい効果があると言われています。
(これこそ、大人に必要かも!?)
みんさんも、「森のようちえん」やってみませんか?

photo credit: rabiem22 via photopin cc