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みなさんは、自分の親が、自分と同じ歳のころ、
どんなことを考えて、どういったことをしていたか?
子どもである自分のことを、どう思っていたか?気になりませんか?
そもそも、このブログを書き始めようと思ったのは
自分の子どもが大人になった時に「パパは、こういったことを思っていたんだよ」
「お父さんは、こんなことで悩んでいたんだよ」なんてことを、伝えられればいいかな?
と思ったのがきっかけでした。
未来の子どもへの手紙、というか、メッセージとか、記録、
まあ、遺言と同じような考え方です。
自分の場合は、たまたま親と同じ職種だったりするので、
今の自分と同じ歳のころ、何を考えていたんだろう?とか、
どんな仕事をしていたんだろ?とか、こういう場面だったらどういう判断したかな?
とか、気になったりします。
根本的には、これと同じ考え方なんですが、
子どもに、「今のあなたと同じ歳だったころ、パパはどんなことをしていたか?」
「どんなことを思っていたか?」ということを話すのは、
子どもにとって、ものすごい楽しいことのようです。
最近、うちの3歳児に「パパが3歳だったころの話」をしました。
高いところからジャンプができるようになったので、
まだ、みんなが寝ている朝、早起きしてテーブルの上からジャンプしていたら、
落っこちて腕を折って、病院に運ばれた話とか、(実際には5歳くらいだったかも?)
妹が産まれた日に、妹に会いに行った病院のドアで指を挟んだ話、
しゃがみ込んで池を覗いていた妹が頭から池に落っこちた話、とかとか。
3歳くらいの時の、覚えている話をするんですが、
これを、子どもはとっても楽しそうに聞きます。
「どうして、パパは落っこちたの?」「誰が病院に運んだの?」「どうして指を挟んだの?」
などなど、質問も沢山。
目を輝かせて、繰り返し、繰り返し話をするようにせがみます。
ちなみに、子どもは、こういったやりとりをしながら、
想像力を働かせていくことができるようになり、
やがて抽象的な思考ができるようになっていくのです。
絵本の読み聞かせも同じような効果があります。
そして、想像力、言い換えれば希望とか願望は「未来の源」になります。
小さな子どもにとって、親は、ものすごく大きな存在だと感じると思うんですが、
その親が、自分と同じ歳のころー子どもだったころーそんな時があったということさえ
思いもよらないことだと思うので、そんな時の話をしてあげることは、
親への接し方、考え方が変わるかもしれないなあ、と思いました。
人間は、「親になって初めて親の気持ちがわかる」と言いますが、
逆に、子どもの気持ちは、親になるとついつい忘れがちですよね。
子どもと一緒に、自分の子どもだったころの話をする。
懐かしい子ども時代の思い出を、聞かせてあげて下さい。
もしかしたら、友達感覚のような体験ができるかもしれません。
そして、豊かな想像力が育つと思います。
みなさんの、子どもに話したい思い出はなんですか?

photo credit: horrigans via photopin cc