主役は誰?
最近、学校教育における問題がさまざま起こっています。
体罰の問題、退職金減額を防ぐための先生の駆け込み退職など。
これ、人ごとに感じるかもしれませんが、
おそらく今後、学校における先生にまつわる問題が噴出してきます。
というのは、先生の問題というより、日本の学校とか、教育全体の問題だからです。
「先生」の労働環境は、近年劣悪で「先生になりたい!」という希望者自体、減っています。
そして先生の労働環境は、実際、かなり厳しいです。
身内に「先生」がいましたが、生徒に関わるという本業以外のボリュームが
多すぎて、最終的には辞めました。
昔ほど、「先生」という立場、職業に対して世間のリスペクトがないようにも感じます。
これは意外と重要で、親が先生のことをリスペクトしていないと、
自然とその子どもも、そういった態度になります。
保育心理学的にも、親と保育士の関係が良好だと、
子どもと保育士の関係も良好になる、と言われています。
今、少子化ということで紛れていますが、
数年経つと、今度は(良い)先生の人手不足問題が露呈してきます。
(今は、なかなか先生になれないことがあるのですが、
エリアや科目によって、教員採用0の年があったりするので、
教員間の伝承が途切れるという側面もある。)
幼少期に良い先生に出会うことは、その後の人生を大きく左右する要素になりえます。
世界的に活躍するスポーツ選手とコーチとの関係などが、分かりやすい例かと思います。
当たりまえですが、これは、スポーツだけに限った話ではありません。
世界的に見て、ただでさえ大学の質、教育の質が落ちてきている
日本の教育界の未来はどうでしょうか?
学校の主役は先生ではなく、生徒です。
が、子どもの主演の舞台(学校)は、今、大変な危機にあるのです。
舞台は主役一人では演じられないからです。
主役のサポートをどうやるべきか?はたして親が、どこまでできるのか?
悩みますよね。。。
このままでは今後の日本の教育界は本当に大きな危機が訪れます。
(安倍自民党政権では教育改革を重要と考えているようですが)
社会全体で、良い先生をサポートする、または良い先生を育てる。
そういった意識が、これからの親の一つの大きな社会的役割かもしれません。
それは、結果的に子どものためになるのだから。
みなさんは、先生をサポートしてますか?
photo credit: levork via photopin cc
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