働くママはすごすぎる?!
年末年始の休みの間に、密かに念願であった「子どもの寝かしつけ係」に晴れて昇進しました。
この係に昇進するまでに、まるまる3年以上かかりました。
生まれた当時はもちろん、(超初期は別として)ずーっと「ママと寝る」と言って
寝る、という行為を意識的にする時は、必ずママが一緒でなければ寝なかった
息子ですが、この休み中に、なんとかパパと一緒に寝る!というところまでになりました。
個人的に、この「寝かしつけ係」は、とてもすごい係だと思っていました。
というのも遊ぶ時は、ママに目もくれず一日中パパと一緒にいるくせに、
眠くなって泣いたりしたら、絶対にママでないと泣きやまなかったり、
寝るときも必ず、ママと一緒だったり、と
父親である自分としては「完璧でない」という意識がずっとあったからです。
また、寝かしつけをしてるママの負担を見ていたので、
いつかは、この係になって、自分の不完全さを埋め、
ママの負担を軽くする、という一石二鳥作戦を考えていたのでした。
それが、この休みの間中、寝かしつけることに成功し続けました。
時間になると喜んでベッドに一緒に行き、本を読み、お話をして、寝る。
ママは一切、この流れに感知せずとも、こんな流れを作る事ができました。
パパと寝るのは楽しい、という印象を作る事ができたからかな?と思っていました。
また、妻からも「寝かしつけしてくれるようになって、かなり楽になった」と
言われたりしたので、この係に就任したことを密かにシメシメと思っていました。
ところが、休みが終わって生活時間が通常モードになりました。
働いていると、どうしても帰宅時間が遅くなります。
うちの子どもは、基本8時に寝る事になってますので、
その時間に寝かしつけをすることは厳しいです。
子どもは「パパと寝たい!」といって逆に寝るのが遅くなったりもします。
こちらも、食事をせずに、帰宅後、まず寝かしつけをしたりしますが、
リズムが狂っているので、そのまま一緒に寝てしまったりします。
そして、夜中の0時過ぎに起きると、寝れなくなってしまい
そのまま4時くらいまで起きてたりと、完全に自分のリズムは狂っています。
これを働くママは、普段普通にしていのか?と思うと本当に頭が下がります。
それに、家事(は分担したとしても)とやっぱり子育てもある訳で。。。
最近、日本でも男性の育児休暇習得率が上がったという話も聞きますが
それでも2.6%くらいです。
こんな話も、つい最近のニュースでありましたが、
男性社員の育休取得率50% 千趣会の「イクメン」事情
これも、内容を見てみると、誕生時に3日間、2歳になるまでに5日間ということなので、
働くママになってみると、「ふざけんじゃないわよ!」という感じかもしれません。
自分は「寝かしつけ係」に昇進したことで改めて、その負担を実感しましたが
やっぱり日本の現状では、働くママに圧倒的な負担があると思いました。
少子高齢化の日本において、一番有効な少子化対策は男性の育児休暇取得率アップ
ではないか?と本気で思う「寝かしつけ係」でした。
みなさんは、仕事と育児両立の鍵は、なんだと思いますか?
photo credit: Etolane via photopin cc
初めまして。いつも興味深くブログを拝見しています。奥様と大学のサークルでご一緒していた中原と申します。カナダのカルガリーに住んでおり、間もなく4児の父となります。
子育てと言うのはいつも試行錯誤の繰り返しですが、大変というより今しかできない貴重な時間を過ごせる事が楽しくて仕方ない今日この頃です。
自分も2カ月程前に2歳半の次男(3番目)の「寝かしつけ係」に就任し、生活が一変。2~3時間おきに起きて来てしまう子なので寝不足が続いていますが。。。
自営のリフォーム・家具作りのビジネスをしていて融通がきく為、この1カ月は自宅の工房作業しか入れておらず、出産前後の育児サポート体制は万全なのですが、もしサラリーマンをしていたらとても4人目にトライする事は出来なかったので、思い切って独立して良かったと思っています。
妻は専業主婦ですが、家事、子供の学校や習い事の送迎、様々な地域行事、ボランティアなどかなり忙しくなるので、今後10年くらいは外で働く事はできないと思いますが、ビジネスのサポートという形でいずれ仕事に復活してくれればと考えているところです。
ただ、我が家のようなケースはもちろん一般的ではなくカナダでも日本と同じように晩婚化、女性の高学歴化などで出生率はかなり低くなっています。
日本と大きく違うのは移民政策を積極的に推し進めている為、働く世代が厚く、今後とも人口は増え続けると考えられている点です。毎年35万人以上を世界から受け入れ、200以上の民族が生活していると言われています。
移民政策が失敗して宗教対立、貧富の格差などに起因する治安の悪化に悩む国が非常に多い中で、カナダではそれぞれの文化がうまく共生していて、世界の中でも移民政策がうまく行っている国の1つです。
もちろんこんなことを考えて最初からカナダへ来た訳ではありませんが、今思えばラッキーだったなと思っています。
日本も移民政策を進めるべきだと思った時期もありますが、単一民族の日本人には世界の文化を受け入れながら共生することができるか、疑問も大きいですね。
話がそれましたが、「働くママ」への負担を減らし、子供を安心して増やして行ける環境作りには、やはり保育施設の充実が一番近道だと感じています。
そのためには政府による補助だけでなく、ある程度の規制緩和も必要だと思っています。日本の保育の質はかなり高いと思いますが、それを多少犠牲にしても保育の選択肢を増やすことができればもっと女性が働く機会が増えるはずです。
カナダでは保育所の形態が非常に多様なので、保育所を選ぶ選択肢がたくさんあります。日本の保育所のようなところもあれば、家族保育所(自分の家の一部を保育施設に改装して保育する)もあれば、「保育ママ」のように、自分の家に子どもを2~3人預かって、ベビーシッターのような形で保育を行うところもあれば、完全にnanny(乳母)として、自分の家にやってきて子どもの世話をする、というような様々な方法を選択することができます。13歳以上でベビーシッターの資格を取ることもできるのも驚きです。
保育士になる為の規制が緩いから出来ることなので、質のばらつきという問題は当然出て来てしまいますが、カナダの子供を持つ女性の就労率が80%前後と高い水準な理由の一つだと思います。
あと、個人的に感じているのは子供を持つ世帯への政府の補助の手厚さでしょうか。
世帯収入にもよりますが、我が家は子供一人当たり毎月$400前後の手当てが18歳まで続きます。子供の医療費(薬以外)もほとんど無料なので子供を増やす上で大きな安心感につながってます。
少子化問題は複雑に問題が絡み合っているので、これだけ解決すればと言う特効薬はないですけどね。男性の育児休暇取得率アップも改善すればいいのですが。。。企業戦士の気質は経済に関係なく変えるのが難しいでしょうね。
いきなりのコメントで長々と固い話ばかりになってしまいましたが、この辺で失礼します。お互い育児を楽しみましょう。
中原さま
初めまして&コメントありがとうございます!
すばらしい生活をされてますね。羨ましいです。
お子さんも、もうすぐお誕生ということで、ますます楽しみですね。
日本とカナダの保育施設、働くママへの支援の違いは、根本には何事にも細かくてお固い日本的な考え方があるような気がします。
もちろん、それが一方的に悪い事だとは思いませんが、日本では13歳に子守りをさせた場合、もし事故があったときに誰がどう責任をとるのか?みたいな話になると思います。
まあ、それぞれ、そのお国柄が現れていておもしろいなあ、と思いました。
今、保育士の資格をとるべく、勉強しておりますが、
「えっ?こんなことまで勉強しないといけないの?」と思うような、かなり広範囲に渡る、
知識が求められている資格だと思います。
(日本だと、保育士さんは、それだけ大変な知識=資格をもっているんだと思い、安心できますが)
そんなことも含めて、国柄の違いはあるかもしれません。
しかし、いずれにせよママは本当に大変だなあ、とつくづく思った新米寝かしつけ係であります。
今後とも、アドバイスよろしくお願いします!
そうですね。働くママにはホントに頭が下がります。
パートナーの理解とサポートがなければとても難しいですよね。
それにしても保育士の資格ですか。すごいですね。
日本で取るのは結構大変だと聞きます。
仕事しながらの勉強は何かと苦労するでしょうけど頑張ってください。
カナダでは人材不足から毎年保育士移民がとても多いんですよ。日本で経験があり、ベーシックな英語力があれば永住権を取るのも難しくないと思います。カナダ、いい国ですよ~(笑)
保育士の勉強始めることは、誰でもできます。これが、身を結ぶかどうか?はまた別問題ですからね。笑
カナダ魅力的ですね。
あっ、お子さん、おめでとうございます!