残り時間
photo credit: badboy69 via photopin cc
子育ては2回目の子供時代、と言われるが、
自分の一番最初の記憶は2歳8ヶ月くらい。
それは妹が生まれる、ということで
母親の入院している病院に祖母と行った時の事。
おそらく、妹が産まれた時なのだが、
その時の妹のことは、全く覚えていない。
祖母と一緒に病院に行き、ドアで指を挟んだこと。
まるでスローモーションのように、このままドアがしまると
指が挟まれるな、と思いながら、ドアが閉まるのを見てた事。
それと、おそらく同じ日に、いつもと帰り道が違うので
祖母に「こっちだよ!」と道を教えた事。
この2つの出来事を、なぜか鮮明に覚えている。
それから時は流れて、今日、ふと気づいたこと。
おそらく自分はすでに人生の半分は過ぎている、
折り返しに入っている、ということ。
2歳の時から、あっと言う間にここまで成長し、
もう折り返しをすぎているということに、かなり焦りを感じた。
まあ、ここまで気づかなかったことのほうが、おかしいのだが。
自分の時間には限りがあること。
この当たり前のことを意識していく。こういう気持ちになったのは始めてでした。
Steve JobsのStanfordでの講演や、最近、自分のヒーローや、
すごい!と思う人たちが明らかに年下になってきた、という実感があるから
自分の時間を意識したのだと思います。
日本の典型的な教育を受けて来た自分が感じる日本の大転換期。
日本の教育システムと企業システムの限界期。
残りの人生は長くない。
自分の意志で道を切り開いて生きていく時代、
時間を無駄にしてはならない。改めて思いました。
思えば我が息子は、2歳4ヶ月。最も古い記憶ができるころだろうか。
自分で生きていく時代、彼はどう生きていくだろうか。
人生折り返し地点までは、あっというまだったな。
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