ルール変更、というより種目変更

さて、２０１１年もほぼ終わり。
明日の月曜日が最終週となります。
そこで、前回に引き続き、この２０１１年に広告、というか
ひろくマスコミ界で起こっていることを
かなり主観的に簡単に振り返ってみます。
これは、後に振り返った時にも、自分で思い出せるように書いています。
今年、広告、およびマスコミ界に起こった変化は
今まで行ってきたことの
やり方が変わった、というより、根本的にやることが変わってしまった
ということだと思いました。
なので、自分が今までしてきた経験と、多少なりのプロとしての
技が、全く通用しなくなる局面や仕事に多数直面しました。
スポーツで言えば、
例えば、すっとやってきたバスケットのルールがちょっと変わって、
３ポイントのラインがより遠くなったり、競技の時間が変わったり
タイムアウトの回数が変わった、とか
ソフトボールがついに野球になった、ということでもなく
もっと劇的な変化、
例えばバスケットにサッカーとハンドボールとラグビーも合わさった競技になった、とか
ソフトボールが野球になったところへ、クリケットと、ゴルフ、
それにちょっとバトミントンも入った、
モノを使って打つ、という意外には全く共通点のない競技というぐらい、
もう根本的に変わってしまったのではないか、と。
だから、今まで、一生懸命バスケットの練習をしてきた人や、
マイケルジョーダンのような超一流プロ選手も、
サッカーとハンドボールとラグビーが合わさった競技になったとたん、
全くの一般プレーヤーになってしまい、
メジャーリーガーのイチローも、新しい競技のために一から練習し直さないといけない、
ということになってしまった年だったと思っています。
そして、その変化にいち早く気づいたプレーヤーは
さっさと新しい競技に合わせての練習を始めて、
そこそこ成果を出しつつある。
一方、旧競技では一流であったプレーヤーこそ、
その変化に気づくのが遅く、（または変化を感じつつも）
新競技への練習を開始出来ていない。
そんな年だったのではないか？と思っています。
ここで、早く新しい競技に参加しないと、
もちろん、その競技での一流プレーヤーになる道は、はるか遠くなる。
でも、逆に言うと、新競技は始まったばかりなので
まだまだ全てのプレーヤーにチャンスがあるのではないか？
そして、その新競技への取り組みの差が
来年はいよいよ顕著になってくる年だと予想します。
悲しいかな、今までの広告人としての経験と知識は全く役に立たなくなってしまった、
と思っています。
特に自分のように、特定の媒体に特化しているクリエイターは
今後、未来はない気がしています。
そこに、いち早く気づき、それに対応するべくアクションを起こすこと。
そのために、何が必要か。今年はいろいろ悩みました。
今年も激寒のクリスマスが終わろうとしています。
みんさんの今年はどんな年でしたか。
そして来年はどんな年になるでしょうか。
2009年のTEDから。
クリエイティブ、についてのちょっと面白い解釈。
これを聞くと、制作活動がちょっと楽になるかも。
そして、新しい年へのヒントがあるかもしれません。

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