親はなくとも、子は育つ?
遅ればせながら、映画「おおかみこどもの雨と雪」を見た。
おおかみこどもの雨と雪
おおかみと人間の間に生まれた子供たちが成長していくストーリーで、
そのフィクションを通じて、
母親と、子供たちとの関わりや、それぞれの成長が描かれている。
映画で描かれている期間は13年だそうだが、
母親、そして、子供の成長が繊細に描かれていて
自分自身の成長過程や、子供の成長などと重ねて見ることができる。
母親、そして子供、それぞれが試行錯誤しながら成長していく様子を
改めて見ると、親の、子供の成長に対しての役割は、何だろう?と考えさせられる。
子供は、親が思っているほど、親を必要とせずに成長し、
親は、自分が思っているほど、子供へ影響を与えていないのかもしれない。
つまり、子供の自主性、というか、もともと持って生まれたモノがあるので、
それは、勝手に放っておいてもどんどん成長するものなのかな?と思った。
親が子供にしてあげられることはなんなのか?
逆に、子供には、しないほうがいいことのほうが多いのではないか?
子供は、親が思っている以上にたくましいのかな?
そんなことを考えながら、映画を見ました。
考えてみれば、自分が子供の時には、あまり親の影響とか、
親にしてもらったことは、ないような気もします。
が、意外と、無意識のうちにも影響受けていることもあったり、
なんだかんだで、やっぱりいろいろしてもらっていたり。
そのバランスはそれぞれの親子の中で絶妙なカタチで成り立っている気もします。
いずれにせよ、この映画を見て
子供の成長力の逞しさと、潜在能力の高さを再認識しました。
計算能力とか、識字力とかのように「目に見える学力」ではなく、
思考力、想像力などの「目に見えない成長」は、親が教えるものではなく、
勝手にグングン伸びて行くもの、という気がしました。
親ができるのは、その環境を作ることくらいでしょうか?
「おおかみこどもの雨と雪」、まだ見てない子育て中のお母さんには
是非、おすすめです。
あなたは、子供にどんな環境を作ってあげたいと思いますか?
photo credit: IronRodArt – Royce Bair (NightScapes on Thursdays) via photo pin cc
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