気づき、に気づく
最近、我が家の3歳児が、音楽に合わせて踊ることに興味を持っています。
そう、彼は、自分なりに音楽に合わせて踊ると楽しい!ということに
「気づいた」様子。
この、子供の「気づく力」は人間の基礎をつくるのに
大事な力だと言われています。
レイチェル・カーソンの センス・オブ・ワンダーでは、
「知ることは、感じることの半分の価値もない」と書かれており、
言葉ではなく、体験から学ばせることの大切さを謳っています。
例えば「カエル」を図鑑やiPadで知るのではなく、実物を見て、触れて、経験から学ぶ。
こういうところに居るのか、こんなに柔らかいのか、こんなにジャンプするのか、
などなど。
言葉ではなく経験から学ぶこと。つまり「感じること」を通じて本物の知識にしていく、
ということが幼少期には大切だということです。
そして、親は、その子供の「気づき」に気づくことができるか?
それが子供にとって大きな支えになると思います。
子供の「気づき」に気づいて、一緒に反応することで、
子供はその「気づき」を確かな経験に変えていくことができるのではないでしょうか。
先のセンス・オブ・ワンダーには、
「子供には一緒に驚いてくれる大人が一人必要だ」と書かれています。
大人は子供の「気づき」に敏感でなければならない、
その「気づき」を大切にしてあげなければ、子供の興味は育ちません。
「興味」を持つところに、行動が起こり、その行動から学びが生まれる。
学校では、興味を持つということは教えてくれない、と
MIT メディアラボ所長 伊藤譲一さんはこちらの
WiRDで、話しています。
「願いを持って、子供を見る」ということが教育界ではよく言われているようですが、
子供の小さな「気づき」を拾っていくと、
もしかしたら大きな未来につながるかもしれません。
ミュージカル、キャッツの振り付け師兼演出家の女性は、
幼いころ落ち着きがなく、常に動き回っていたので、学習障害児というレッテルを
貼られていましたが、
ある時、医者の診察を受けて、「ダンスをやってみたら」というアドバイスを受けて、
将来が大きく変わった、と。
学習障害児は、社会に大きなインパクトを与えるダンサーになり、
その後、大きな感動を与えるミュージカルの演出家になりました。
子供の小さな「気づき」に気づいた周りの大人のファインプレーだと思います。
無理して面白くない勉強して、いい学校行かせても、今の日本ではたかが知れてる。
総理大臣が、あんなですから。
それよりよっぱど、興味があることができる大人になったほうが魅力的。
なんて、思うのは自分だけでしょうか。
我が家の3歳児も音楽に合わせてリズムに乗るのが大好き、という「気づき」を
最近見せているので、そちらの分野の探検をしてみようかと思っているところです。
「願いをもって」笑。
みなさんは、子供の「気づき」に気づいていますか?
photo credit: Wha’ppen via photopin cc
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