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一昨日、びっくりした記事を読みました。
1つはこちら2000人の保護者が押しかけた 就活説明会で感じた違和感
これは日経ビジネスの記事で、無料だが会員登録しないと読めないので、
簡単に内容を要約しときます。
就職活動時期を迎えて、ある大学で保護者向けの就職説明会を行った。
2000人の保護者がつめかけて、大盛況。
そこで、元日経ウーマン編集長であった筆者が感じた違和感とは
「親たちの就職活動に対する甘さ、現状の厳しさに対する認識のなさ」
だったとのこと。
この筆者は数年前、ご長男の就職活動時に、その厳しさを認識して、
親の就職活動に対しての心構えとか、現状に対しての認識とかを
説く本を出版されている、とのこと。
そして、この記事の最後には「就活は子育ての総決算なのかもしれません」
という言葉を引用しています。
就職活動自体を否定しているわけでは全くないんですが、
日経ウーマンの元編集長が、こんな記事を書いていることに唖然としました。
確かに今の就職活動は厳しいと思いますが、
企業にとっても、大変厳しい時代です。
日本の大手家電メーカーは軒並み緊急非常事態の大赤字、
日本の主要メーカーや、それ以外の業界だって、どこも大変厳しいのです。
それこそ、5年後なんか全く見当つかないし、3年後、いやヘタしたら1年後に
日本の産業の大転換がおこるかもしれない。
そんな時代だということを全く認識してないんじゃないか?と思いました。
良い会社に入ったら、定年まで一生安泰、なんて会社は、
もう存在しないんじゃないでしょうか?
それを踏まえて、大学の時に何をするか?自分の将来をどうするか?
そのために高校生、中学生のときから、自分自身で考える、
ということが求められているんじゃないか?
そうじゃなきゃ、生きられないんじゃないか?と思います。
じゃあ、そんな時代に親は、子どもに対して何ができるのか?
それは、就職活動に対する認識をかえる、ということでは全くなくて、
小さいときから本人の好奇心を伸ばしてあげる環境をつくる、とか
本人の力を引き出す手助けをするとか、可能性を広げることではないか?と思います。
とにかく、
できれば好きな事をして、世界のどこへいっても自立して独力で生きて行ける
力をつけさせること、余裕があれば困ってる人を助けてあげる。
そんな、きっかけを与えてやること。そんな環境をつくること。
これからの時代に親ができるのは、そんなことぐらいかな?と思います。
同日にこんな記事も読みました。
なんと東大法学部が初の定員割れ
国家公務員とか、法曹界とかに進むためのエリートコースですけど、
ここが今年、初の定員割れ。
結局、今の日本を見て、国家公務員とかになりたいと思う学生が減ったんだ、
ということだと思います。
ということで、今、日本は
東大の文1が定員割れして、就職活動が異常に大変になっていて、
今までの発展を支えていた大企業が軒並み大赤字です。
かつてクリントン政権下で教育長官を務めたリチャード・ライリー
『今の学生たちが、現代にはまだ存在していない仕事に将来つき、
現代ではまだ問題とされていない問題を、
現代ではまだ発明されていない技術を持って解決することができるようになる
スキルを授ける。それこそが我々の試みていることなのです。』
といってアメリカの教育をリードしていました。
シンガポールでは、新しい教育カリキュラムの元、
デジタルをふんだんに取り入れて学習に取り組む、
フューチャースクールが世界中から多いに脚光を浴びています。
独創性を持った子どもたちこそが、
これからの世界、日本を創っていってくれるのです。
ちなみに、日本ではフューチャースクールは事業仕分けによって中止されています。
みなさんは、どんな願いを持って子どもを見てますか?

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

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