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だいぶ暖かくなり、終業式、卒業式も終わり、
ホッと一息といったところでしょうか。
「教育」について、ちょっと面白いことに気がつきました。
日本語でいう「教育」とは文字通り、「教え育てる」こと、
つまり、ある人間を望ましい状態にさせるために、
こころとからだの両面に、意図的に働きかけること、
と考えられます。
ところが、英語の「education」はラテン語の「educare」が語源で
その意味は、「外に引き出す」。
つまり「education」は「潜在している才能を外に引き出していく」
ということを意味しています。
元来、人間はみずからの素質や、環境からの影響に対応しながら
発達するので、教育はその人のペースに合わせて進める事が重要で、
適切な時期にその素質を引き出し、育てようと意識することで、
その時期にふさわしい教育的方法が生まれる。と
保育士のテキストには書いてあります。
子どものために、と思い何でもかんでも、早く教えてあげたい、
と思う気持ちが働きますが、「教育」の意味を
「もともと持っているものを引き出す」と捉えると、
少し考え方が変わるようなきがしました。
そう考えると、詰め込み式の日本の教育と、
なんでも自分で考えさせる海外の教育が違うことも
妙に納得してしまいます。
この言葉に対する発想の違いがはっきりと表れている気がしました。
4月からの新生活を前に
語源から考えると、ちょっと違った考え方に気づきました。
みなさんは、「教育」をどう考えますか?


photo credit: sciencesque via photopin cc

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