from the blog www.stuckincustoms.com旅の面白さは、偶然出会う人や行き着く場所など想定不可能なハプニング。先日、長男と初めての二人旅に出ました。思い立ったのは前日。行き先は、いつ行ってもハプニング満載の(以前にもブログに書いた)農家さん大津家。育休がなせる身軽さです。

人見知りの長男。遊びたいのに大津家のわんぱく達に相手にされません。そこで仕方なく父親の農作業手伝いにくっついてきましたが、大自然の中、走り回って楽しそうでした。そして夜には念願のわんぱく達と、やっと一緒に遊ぶことができました。楽しくてしょうがなく通常の就寝時間を大幅に超えてましたが、その日ばかりは特例で好きに遊ばせました。

 

■  予測不可能な環境が子どもを育てる

3人のわんぱく男子を育てながら、農業を通して環境を守ることを実践し、エネルギーを自分たちで作るための活動もして、全国の農業女子を引っ張って各地で講演して、TVに出て、おまけに米作りまでしているスーパー農家の大津愛梨さんは「(いい)環境と食事さえ与えてれば、子どもは育つ」と言ってました。確かに日本一恵まれた自然環境の中で、育っている子どもたちはたくましい。

ドイツで盛んな「森の幼稚園」という保育スタイルがありますが、今村光章さんの『森のようちえん』という著書の中に、

<子どもの求める「遊び」にあるのは、子どもの自主性と出来事の偶然性、自由、多様性である。子どもが自分で「遊ぶ」ときに自発的にしたいことをする。他者からの強制はない。その中で「意図せざる偶然」が起こり「遊び」を多彩に展開する。>

と書かれています。

保育士の間で有名なエピソードとして、保育士の設定した研究保育の「遊び」が終わったときに、保育士のところにきた子どもが「先生、もう遊んでいい?」と言ってきた、という話もあるようです。

 

■ 最高の遊び場があれば、勝手に育つ

先の愛梨さんの言葉も同じことを指しているなあ、と思ったのですが、森であれ、田んぼであれ、こちらがおもちゃを与えたり、遊ぶための環境を与えなくても、子どもたちは好きなことを見つけて、楽しい遊びを考えて、勝手に育つ才能があるんですよね。だから、そういう天才達にとっては、自然の中にいることは最高の”育ち”の環境なんですね。大人だって、何をしていても”自分が育っている”という実感があると、楽しくて夢中になりますよね。

 

子どもは大人が用意したカリキュラムを超えて勝手に育つ、という意味では、何も決めないで行く旅も同じ効果があるかもしれないなあ、と思いました。その証拠に、旅に不参加だった妻が、「今回の旅でちょっとお兄ちゃんになったね」と言ってました。旅の最後に犬に噛まれるというハプニングもありましたが、そのおかげで彼にとっても忘れられない旅になったでしょう。笑。本人も「ちょ〜楽しかった!犬に噛まれたの以外はね。」と。

大津家のみなさん、ありがとうございました&またよろしくお願いします。

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